新薬師寺(奈良)
新薬師寺(しんやくしじ)は
奈良市高畑町にある
華厳宗の寺院である。
同じ奈良にある薬師寺は
法相宗であり宗派も異なり
関連性はない。
新薬師寺の「新」は霊験
あらたかなの「あらたかな」
という意味である。
新薬師寺は聖武天皇の
病気治癒を願い光明皇后
によって創建されたという。
創建当時は七伽藍を
備えた大寺であったが
度重なる火災、台風などに
より多くが倒壊。
本堂は唯一残る入母屋造
の天平時代の建造物で国宝。
本堂には本尊の薬師如来
坐像(国宝)を安置する。
像高191cm一木造では最大級。
光背の薬師仏像と合わせ
一仏で七仏薬師を表すという。
本尊を囲み十二神将立像が
外側に向き立つ。日本最古
のもので昭和補作の一体を
除き国宝となっている。
本尊を中心に独特の
雰囲気を醸し出している。
所在地 |
奈良市高畑町1352 |
山号 |
日輪山 |
宗派 |
華厳宗 |
本尊 |
薬師如来坐像 |
創建年 |
747年(天平19年) |
開基 |
光明皇后 |
備考 |
大和十三仏霊場第7番 |
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