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千手寺(滋賀)


千手寺 山門


 千手寺(せんじゅじ)は
滋賀県彦根市にある
臨済宗妙心寺派の寺院。

 彦根市の南西部、
琵琶湖を西に望む独立峰
(標高284m)・荒神山
(こうじんやま)にある。

 古くは平流山(へいる
やま)といわれた。

 奈良時代、行基が
山頂に三宝大荒神を祀り
「荒神山」と呼ばれる
ようになったという。

 創建の時期など定か
でないが、その行基が
天平年間(729-749年)
開創したとも云われる。

 寺伝によると、行基は
この地に近江49院を建立
したと伝えられる。

 当寺院もその一つ
とみられるが、のち
信長の兵火により焼失。

 1652年(慶安5年)
中興、再興されたという。

 本尊の千手観音立像、
脇侍の毘沙門天立像・
不動明王立像はいずれも
木造で鎌倉期作と云われる。


千手寺 本堂


所在地 滋賀県彦根市日夏町4528
山号 石頭山
宗派 臨済宗妙心寺派
本尊 千手観音立像
開基 (伝)行基
備考 江洲観音札所21番札所



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