鶏足寺(滋賀)
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鶏足寺 己高閣 |
鶏足寺(けいそくじ)は
滋賀県長浜市にある
真言宗豊山派の寺院。
山号は「己高山」という。
己高山(こだかみやま)は
山岳信仰の霊地であった。
伝承によれば、724年
(神亀元年)行基により
開創されたと伝わる。
荒廃後、799年
(延暦18年)最澄が
再興したと云われる。
室町期には僧坊120あり
湖北仏教文化圏の中核
として栄えたという。
しかし、その後は衰退。
本堂も1933年(昭和8年)
焼失、事実上廃寺となる。
現在は仏像や寺宝は
山麓の古橋地区の与志漏
神社境内に下ろされている。
境内には薬師堂、大日堂
の他、己高閣(ここうかく)
世代閣(よしろかく)という
2棟の収蔵庫がある。
本尊の十一面観音像は
己高閣に安置されている。
山頂近くの鶏足寺跡・
旧飯福寺は紅葉の名所で知られる。
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鶏足寺 薬師堂 |
所在地 |
滋賀県長浜市木之本町古橋 |
山号 |
己高山 |
宗派 |
真言宗豊山派 |
本尊 |
十一面観音像 |
創建年 |
(伝)735年(天平7年) |
開基 |
(伝)行基 |
備考 |
近江湖北二十七名刹霊場4番 |
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