医王寺(滋賀)
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医王寺 石碑 |
医王寺(いおうじ)は
滋賀県長浜市にある
真言宗豊山派の寺院である。
同じ真言宗豊山派の
福島市飯坂の医王寺はじめ
同名寺院は全国にある。
参考→医王寺(福島)
JR北陸本線「木ノ本」
駅から車で10分程の所、
高時(たかとき)川沿い
の奥深い山の中にある。
創建は定かでないが
鎌倉中期、僧・専暁
(せんぎょう)が
開創したと云われる。
専暁は地元出身の
僧で同じ湖北の菅山寺を
再興したともいう。
薬師如来を本尊としたが
今はなく、無住である。
現在は観音堂に安置する
十一面観音立像で知られる。
楠材一木造、像高152cm
平安前期の作と伝えられ
国の重要文化財である。
住職・栄観が長浜の古物商
より買い求めたものという。
井上靖の「星と祭」で
「乙女の観音さん」として
紹介されている。
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医王寺 観音堂 |
所在地 |
滋賀県長浜市木之本町大見677 |
山号 |
紫雲山 |
宗派 |
真言宗豊山派 |
本尊 |
十一面観音立像 |
開基 |
専暁 |
備考 |
井上靖「星と祭」 |
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