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赤後寺(滋賀)


赤後寺 本堂


 赤後寺(しゃくごじ)は
滋賀県長浜市にある
天台宗の寺院である。

 JR北陸本線「高月」駅
から車で10分程の所、
湧出(ゆるぎ)山の南麓にある。

 奈良時代の高僧・
行基が千手観音像を刻み
開創したと伝える。

 その後、伝教大師・
最澄が己高山で修行中
観音像に感動し、もう一体
聖観音像を刻んだという。

 建暦から貞応(1211-24年)
の兵火により焼失したが
仏像は村人が土中深くに
埋めたと云われる。

 僧・恵秀が行脚の折り
二体の仏像を発見・補修。
仏像を安置して「唐喜山
赤後寺」と名付けたという。

 足利尊氏が荘園百石を
寄進して天下泰平を祈願。

 織田信長と浅井長政
の戦乱で喪失するも
仏像はまたもや村人が守り
難を逃れたという。

 本尊は国の重要文化財。
災い転じて利となす「転利
(コロリ)観音」とも呼ばれる。


赤後寺 鐘楼


所在地 滋賀県長浜市高月町唐川1055
山号 唐喜山
宗派 天台宗
本尊 千手観音像
開山 (伝)行基
備考 コロリ観音



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