向源寺(滋賀)
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向源寺 山門 |
向源寺(こうげんじ)は
滋賀県長浜市にある
真宗大谷派の寺院である。
JR北陸本線「高月」駅
から徒歩10分程の所にある。
国宝の十一面観音像を
有することで知られる。
観音像は当寺院に属する
渡岸寺観音堂に安置され
通称「渡岸寺(どうがんじ)
観音堂」とも呼ばれる。
寺伝によれば、736年
(天平8年)泰澄が創建
したと伝えられる。
聖武天皇の勅願により
疱瘡の除災祈祷のため
十一面観音像を彫り
観音堂を建立したという。
790年(延暦9年)
比叡山延暦寺の開祖・
最澄が七堂伽藍を
整備したとされる。
その後、浅井・織田の
兵火で堂宇は焼失したが
観音像は土中に埋蔵して
難を逃れたという。
観音像は像高194cm。
全国7体の国宝の中でも
代表的なものとされる。
囲いもなく身近に拝観できる。
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向源寺 本堂 |
所在地 |
滋賀県長浜市高月町渡岸寺88 |
山号 |
慈雲山 |
宗派 |
真宗大谷派 |
創建年 |
(伝)736年(天平8年) |
開基 |
(伝)泰澄 |
備考 |
十一面観音像(国宝) |
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