浄瑠璃寺(京都)
浄瑠璃寺(じょうるりじ)は
京都府木津川市にある
真言律宗の寺院である。
寺名は浄瑠璃世界に由来。
池を挟んで太陽の昇る東方
(浄瑠璃浄土)に薬師如来を
祀る三重塔がある。
また、太陽の沈む西方
(極楽浄土)に阿弥陀如来
九体を安置する本堂がある。
春分・秋分の彼岸の中日の
太陽の軌道は九体仏の中尊・
阿弥陀如来の後方に沈む設計。
古来、人々は浄土の池の
東から彼岸の阿弥陀如来に
来迎を願い礼拝したという。
三重塔の薬師如来は
秘仏であるが特別拝観。秘仏
のため衣と唇に彩色が残る。
横長の本堂は九体阿弥陀
如来堂形式で日本に現存する唯一
のもので九体寺とも呼ばれる。
一回り大きい中尊像を
中心に左右4体ズラリと並ぶ
姿はさすが圧巻である。
本堂の秘仏の吉祥天女像も
特別開扉で拝観。色彩、肢体
とも豊かな魅力的な天女像。
不動明王も安置されている。
所在地 |
京都府木津川市加茂町西札場40 |
山号 |
小田原山 |
宗派 |
真言律宗 |
本尊 |
九体阿弥陀如来 |
創建年 |
1047年(永承2年) |
開基 |
義明上人 |
別称 |
九体寺 |
備考 |
仏塔古寺十八尊 第10番 |
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