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永源寺(滋賀)


永源寺 山門


 永源寺(えいげんじ)は
滋賀県東近江市にある
臨済宗永源寺派の本山である。

 鈴鹿山脈から琵琶湖へ
流れる愛知(えち)川の
右岸にある。昔から
紅葉の名所で知られる。

 1361年(康安元年)
佐々木氏頼がこの風光
明媚な地に寂室元光禅師を
開山に創建したと云われる。

 中世戦乱期の兵火で
衰退するが、江戸中期に
一絲文守禅師(仏頂国師)
により中興される。

 後水尾天皇、井伊家など
の帰依をうけて伽藍を再興。

 山門は7年かけて1802年
(享和2年)完成。楼上に
釈迦三尊と十六羅漢を祀る。 

 方丈(本堂)は琵琶湖の
葦(よし)による国内屈指の
草葺き屋根である。本尊の
世継観世音菩薩を祀る。

 法堂は大雄宝殿と呼ばれ
後水尾天皇寄進の釈迦、迦葉、
阿難の三尊像を安置する。

 開山堂は大寂塔と称する。
毎年10月1日に開山忌法要
が行われる。


永源寺 方丈(本堂)


所在地 滋賀県東近江市永源寺高野町41
山号 瑞石山
宗派 臨済宗永源寺派
寺格 大本山
本尊 世継観世音菩薩
創建年 1361年(康安元年)
開基 佐々木氏頼
正式名 瑞石山 永源寺
備考 紅葉の名所



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