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教恩寺(鎌倉)


教恩寺 十六羅漢(山門)


 教恩寺(きょうおんじ)は
鎌倉市大町にある
時宗の寺院である。

 大町の交差点近くの
住宅街にあるが、入り口の
標識がなく分かりにくい。

 以前、この地にあった
光明寺の末寺・善昌寺が
廃寺となり光明寺境内にあった
教恩寺が移築されたという。
 
 山門の欄干に十六羅漢が
彫られている。こぢんまりと
しているがなかなか面白い。

 本堂は「中座山」の額が
見えるがあいにく工事中。

 本尊は阿弥陀如来三尊像。
鎌倉初期の典型的な三尊
来迎形式である。同様の
像では鎌倉最古という。

 平清盛の子・重衡は
一ノ谷の合戦で捕らえられ
鎌倉へ連れて来られる。

 その際に重衡の器量を
認め厚遇した源頼朝より
与えられた像と云われる。

 重衡は往生できるよう
祈願したとされる。しかし
その後、重衡は木津川で
斬首されている。

教恩寺 本堂


所在地 鎌倉市大町1-4-29
山号 中座山
宗派 時宗
本尊 釈迦如来三尊像
創建年 1678年(延宝6年)
開基 北条氏康
備考 鎌倉観音霊場第12番



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