妙法寺(鎌倉)
妙法寺(みょうほうじ)は
鎌倉市大町にある
日蓮宗の寺院である。
安国論寺と同じ大町にある。
日蓮が安房より鎌倉に
移り住んだ松葉ヶ谷草庵跡に
開いたと云われる。
後醍醐天皇の皇子・護良
親王の遺児、後の日叡が
亡き父の菩提を弔い日蓮
の霊跡を守るために復興。
日叡自身の幼名である
楞厳丸(りょうごんまる)に
因み「楞厳山法妙寺」とする。
日叡が実質中興の祖。
日叡は日蓮から5世に当たる。
現在の本堂は肥後細川家が
江戸時代に建立したもので
格天井や板戸の画は当時
のままだと云われる。
大名から将軍家まで
帰依し11代将軍・徳川家斉も
時々参拝したという。
仁王門は朱塗りが鮮やか
である。総門、仁王門、
法華堂も朱塗りであったが、
現在は仁王門だけである。
境内奥には護良親王の
墓と日叡自身の墓がある。
鎌倉一の「苔寺」で知られる。
所在地 |
鎌倉市大町4-7-4 |
山号 |
楞厳山 |
宗派 |
日蓮宗 |
本尊 |
一塔両尊四師 |
創建年 |
1253年(建長5年) |
開山 |
日蓮 |
備考 |
苔寺 |
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