安国論寺(鎌倉)
安国論寺(あんこくろんじ)は
鎌倉市大町にある
日蓮宗の寺院である。
日蓮が鎌倉入りして
最初に草庵を結んだ霊跡
の寺として「松葉ヶ谷霊跡
安国論寺」とも呼ばれる。
日蓮はここを拠点に「立正
安国論」を書いた云われる。
安国論寺と寺名に「論」が
入っているのはそのためである。
日蓮は松葉が谷焼き討ちの
法難の際に白猿に袖をひかれて
避難したとされる南面窟が
寺の裏山にある。
境内右手の石段を登ると
見晴らしの良い富士見台に出る。
日蓮は富士山に向って毎日
法華経を唱えたと云われる。
「日朗上人御茶毘所」は
日蓮の高弟・日朗の遺言により
荼毘したゆかりの所である。
境内のヤマザクラ「市原
虎の尾」は妙法桜とも言われる。
日蓮が安房(千葉県安房郡)
の清澄山から持ち込んだ杖が
根付いたといわれる。
本堂前のカイドウとサザンカ
の巨木ととに市指定の
天然記念物である。
所在地 |
鎌倉市大町4-4-18 |
山号 |
妙法蓮華山 |
宗派 |
日蓮宗 |
本尊 |
大曼荼羅 |
創建年 |
1253年(建長5年) |
開山 |
日蓮 |
別称 |
松葉ヶ谷霊跡 安国論寺 |
備考 |
立正安国論 |
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