称名寺(神奈川)
称名寺(しょうみょうじ)は
横浜市金沢区にある
真言律宗の別格本山である。
北条実時が金沢の別邸内
に建てた持仏堂(阿弥陀堂)が
その起源とされる。
北条氏一族の菩提寺として
鎌倉時代を通じて栄えたが
鎌倉幕府滅亡とともに衰退。
その後、小田原北条氏の
保護のもと復興し江戸時代に入り
現存する建物が造られたという。
赤門と潜ると仁王門が
正面に見える。銅葺きの楼門で
「金沢山」の額を掲げる。
左右の金剛力士像は関東
では最も大きい仁王像という。
境内に入ると阿字ヶ池を
中心に中之島・反橋・平橋を
配した浄土式庭園が広がる。
橋の赤が水面に映えて美しい。
金堂に祀られている本尊
の弥勒菩薩立像は台座と光背が
制作当初のまま残っている。
金堂右手に釈迦堂がある。
鐘楼は「称名の晩鐘」で知られる。
関係の深い金沢文庫は
実時が居館内に文庫を
設けたのが起源とされる。
所在地 |
横浜市金沢区金沢町212-1 |
山号 |
金沢山 |
宗派 |
真言律宗 |
寺格 |
別格本山 |
本尊 |
弥勒菩薩 |
創建年 |
(伝)1258年(正嘉2年) |
開基 |
北条実時 |
備考 |
新四国八十八箇所霊場75番 |
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