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臨海寺(沖縄)


臨海寺 山門


 臨海寺(りんかいじ)は
沖縄県那覇市にある
東寺真言宗の寺院である。

 沖宮(おきのぐう)の
別当寺として開創された
と云われる。

 沖宮は琉球の官社・
「琉球八社」の一つで
熊野社を祀る神社である。

 沖宮・臨海寺とも創建
の時期など定かではない。

 しかし、1459年(天順3年)
一品権現(沖宮)の鐘の
銘文があり、15世紀には
現存していたとされる。

 かっては、那覇通堂町
の海岸に突き出た堤防と
島からなる場所にあった
と云われる。

 中国に渡る官船はじめ
海に携わる者の尊崇を
集めていたという。

 明治になり開発が進み
埋め立てられ、臨海寺は
垣花町に、沖宮は首里の
安里八幡宮の隣に移転。

 沖縄戦で焼失。臨海寺は
現在地に、沖宮は那覇市
奥武山公園内に移転・再建
されたと云われる。


臨海寺 鐘楼


所在地 沖縄県那覇市曙1-18-19
宗派 東寺真言宗
備考 沖宮の別当寺



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