喜多院(埼玉)


喜多院 五百羅漢


 喜多院(きたいん)は
埼玉県川越市にある
天台宗の寺院である。

 慈恵大師・円仁が創建
したと伝えられる。別称、
川越大師とも呼ばれる。

 川越の大火で焼失し
今の伽藍の多くは江戸
初期に再建されたという。

 本堂にあたる慈恵堂には
慈恵大師を祀る。厄除け大師
として信仰を集める。

 客殿と書院は3代将軍・
家光が江戸城紅葉山別殿から
移築。客殿に家光誕生の間、
書院に春日局化粧の間がある。

 五百羅漢は日本三大
羅漢の一つとされる。川越
北田島の志誠発願による。
川越の観光名所である。

 十大弟子、十六羅漢など
533体が並ぶ様は圧巻である。

 他に中央高座の釈迦如来
脇侍の文殊・普腎の両菩薩、
左右高座の阿弥陀如来、地蔵
菩薩の5体合わせ計538体ある。

 境内には美しい多宝塔、
鐘楼門などがある。他に
小江戸川越七福神の大黒天も
祀られている。
 

喜多院 多宝塔


所在地 埼玉県川越市小仙波町1-20-1
山号 星野山
宗派 天台宗
本尊 阿弥陀如来
創建年 830年(天長7年)
開基 慈恵大師・円仁
正式名 星野山 無量寿寺 喜多院
別称 川越大師
備考 関東三十六不動28番



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