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岳林寺(熊本)



岳林寺 山門


 岳林寺(がくりんじ)は
熊本県熊本市にある
曹洞宗の寺院である。

 創建は定かでないが
天平宝字年間(757年-
764年)に開創された
と云われる。

 その後衰退し、慶長
年間に顕岩宗充和尚が
禅定寺の末寺として
再興したという。

 文豪・夏目漱石が
1897(明治30年)の大晦日、
小天温泉へ行く「草枕」
のエピソードが残る。

 敷地内に、隈本城主・
城親賢(じょうちかまさ)
の墓がある。

 親賢は人ごとに植樹を
勧めたという。熊本が
「森の都」と呼ばれる
基礎を築いたとされる。

 熊本の春の風物詩
「くまもと春の植木市」も
親賢が命じて始めた
市と云われる。

 今でも、植木市が
始まる前の1月20日前後
には岳林寺で墓前祭が
行われている。


岳林寺 本堂


所在地 熊本県熊本市西区島崎5-40-48
山号 霊峯山
宗派 曹洞宗
創建年 天平宝字年間(757年-764年)
備考 植木市



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