大慈寺(熊本)
大慈寺(だいじじ)は
熊本県熊本市にある
曹洞宗の寺院である。
熊本市の南を流れる
緑川沿いにある。別称
「大慈禅寺」とも呼ばれる。
バス停にその名がある。
肥後最古の曹洞宗の
名刹として知られる。
1278年(弘安元年)
道元の高弟・寒厳禅師が
開創したと云われる。
地元の地頭・河尻泰明が
寺地を寄進したという。
寺名は禅師が入宋した
大慈山に似ていることに
由来するといわれる。
禅師が後鳥羽天皇
(順徳天皇とも)の皇子で
朝廷との結びつきが
強かったとされる。
亀山法皇の勅願寺となり
曹洞宗の九州本山として
栄えたと云われる。
明治の廃仏毀釈により
荒廃するが、戦後、七堂
伽藍を整備するまでに復興。
熊本ゆかりの俳人・
種田山頭火の句碑がある。
所在地 |
熊本県熊本市野田1-7-1 |
山号 |
大梁山 |
宗派 |
曹洞宗 |
本尊 |
釈迦三尊 |
創建年 |
1278年(弘安元年) |
開山 |
寒厳禅師 |
備考 |
元九州本山 |
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