大興善寺(佐賀)
大興善寺(だいこうぜんじ)は
佐賀県三養基郡基山町にある
天台宗の寺院である。
基山町は古くから、長崎
街道など交通の要衝地である。
717年(養老元年)
行基が十一面観世音菩薩を
刻み開創したと伝える。
847年(承和14年)
慈覚大師円仁が再興。
「大興善寺」と命名。
以来、比叡山延暦寺
の末寺、九州初の天台宗
の別格本山となる。
本尊の十一面観世音
菩薩は秘仏で12年に1度、
午年にのみ開扉される
契山(ちぎりやま)の
麓にあり、5万本ほどの
「つつじ寺」で知られる。
契山は神・五十猛命が
娘の洗濯する娘を見そめて
夫婦の契りを結んだという
伝承に由来するとされる。
秋の紅葉の名所でもあり
四季を通じて参拝者が多く
「契山観世音」は縁結びを
願う女性に人気とか。
紅葉シーズンも終わり
落ち葉散るのも一興。
所在地 |
佐賀県三養基郡基山町園部3628 |
山号 |
小松山 |
宗派 |
天台宗 |
寺格 |
別格本山 |
本尊 |
十一面観世音菩薩 |
創建年 |
717年(養老元年) |
開基 |
行基 |
別称 |
つつじ寺 |
備考 |
九州三十三観音霊場第4番 |
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