興禅寺（鳥取）

興禅寺　本堂

　興禅寺（こうぜんじ）は
鳥取県鳥取市にある
黄檗宗の寺院である。

　鳥取藩主・池田家の
菩提寺として知られる。

　1632年（寛永9年）
光仲が伯父・池田忠継の
菩提寺を岡山から移した
ことに始まると云われる。

　当初は臨済宗であり
忠継の院号・龍峯院殿
より「広徳山龍峯寺」と
称していたという。

　1694年（元禄7年）
黄檗宗に改宗される。

　寺号も光仲の院号・
興禅院殿より「龍峯山
興禅寺」と改めた
と云われる。

　仙台藩・伊達家の大年寺、
長州藩・毛利家の東光寺
と並び黄檗宗の三大叢林
として栄えたという。

　書院庭園は蓬莱式
池泉観賞庭園で鳥取市
指定名勝である。

　庭の隅に十字架の
彫刻のキリシタン灯籠。
裏山に伊賀越仇討ちの
渡辺数馬の墓がある。

興禅寺　鐘楼