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種間寺(高知)


種間寺 本堂


 種間寺(たねまじ)は
高知県高知市にある
真言宗豊山派の寺院である。

 四国八十八箇所34番札所。
正式名「本尾山 朱雀院
種間寺」である。

 6世紀の頃、大阪の
四天王寺の建立に招かれた
仏師たちが帰途、暴風に
遭いこの地に漂着。

 航海の安全を祈願し
薬師如来を刻んだことに
始まると云われる。

 弘仁年間(810-824年)
弘法大師が巡錫し
その薬師如来を本尊とし
堂宇を建立したとされる。

 その際に唐から持ち
帰った五穀(米、麦、粟、
きび、豆)の種を蒔いたという。

 これに因み「種間寺」と
寺号を定めたと伝える。
また、安産祈願の寺
として知られる。

 妊婦は柄杓を持ち詣で、
寺ではその柄杓の底を抜き
本尊に供え祈祷後妊婦が
持ち帰ると安産という。

 子育観音堂には底の抜けた
柄杓が多数奉納されている。

 

種間寺 子育観音堂


所在地 高知県高知市春野町秋山72
山号 本尾山
宗派 真言宗豊山派
本尊 薬師如来
開基 (伝)空海(弘法大師)
正式名 本尾山 朱雀院 種間寺
備考 四国八十八箇所34番札所



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