切幡寺(徳島)
切幡寺(きりはたじ)は
徳島県阿波市にある
高野山真言宗の寺院である。
四国八十八箇所10番札所。
正式名は「得度山 灌頂院
切幡寺」である。
寺伝では、弘法大師が
嵯峨天皇の勅願により
創建したと云われる。
大師が機織の娘の所望で
千手観音像を刻み、得度、
灌頂を授けると娘は即身
成仏したと伝えられる。
山号や寺号はこの機織
娘の故事に由来するという。
切幡山の中腹にあり、
山門から333段の階段を
上った所にある。
正面奥に本堂があり
右手に大師堂、左手に
不動堂があり、その先の
石段を上ると大塔がある。
大塔は豊臣秀頼が秀吉の
菩提を弔うため大阪の住吉
神宮寺に建立したものを
移築したものと云われる。
初層も二層も方形で
国内の二重塔では現存する
唯一つのもとされる。
国の重要文化財である。
| 所在地 |
徳島県阿波市市場町切幡129 |
| 山号 |
得度山 |
| 宗派 |
高野山真言宗 |
| 本尊 |
千手観世音菩薩 |
| 開基 |
(伝)空海(弘法大師) |
| 正式名 |
得度山 灌頂院 切幡寺 |
| 備考 |
四国八十八箇所10番札所 |
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