天皇寺(香川)
天皇寺(てんのうじ)は
香川県坂出市にある
真言宗御室派の寺院である。
四国八十八箇所79番札所。
正式名は「金華山 天皇寺
高照院」である。
弘仁年間(810年-824年)
空海が霊木で十一面観世音
菩薩像を彫り祀ったのが
始まりと伝える。
当初は妙成就寺と称し
日本武尊(やまとたけるのみこと)
ゆかりの「八十場の泉」の
近くに建立したとされる。
泉は武尊が兵88人と悪魚
退治時、毒気で倒れるが
横潮明神が現れ霊水で皆
蘇生したという伝承がある。
崇徳天皇は8月この地で
崩御。霊水に20日遺骸を
浸けて都の指示を待ち
腐敗を防いだと云われる。
当寺で荼毘に付し
崇徳天皇社が建てられ
寺は社の別当寺となり
寺号を「天皇寺」と改名。
明治の神仏分離令で
天皇社は白峰宮となり
末寺の高照院がこの地に
移転し札所を引き継いだという。
所在地 |
香川県坂出市西庄町字八十場1713-2 |
山号 |
金華山 |
宗派 |
真言宗御室派 |
本尊 |
十一面観世音菩薩 |
開基 |
(伝)空海(弘法大師) |
正式名 |
金華山 天皇寺 高照院 |
備考 |
四国八十八箇所79番札所 |
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