清涼寺(京都)
清凉寺(せいりょうじ)は
京都市右京区にある
浄土宗の寺院である。
一帯は嵯峨天皇の皇子・
光源氏のモデルとなった源融
の山荘「棲霞観(せいかかん)」
のあった所である。
源融の死後、子息が阿弥陀
如来を棲霞観内に安置し
棲霞寺と号したのが起源という。
重層華麗な仁王門には
室町後期の金剛力士像を安置。
本堂には本尊の釈迦如来
立像を安置する。縄を巻き
渦をまくような頭髪、流れる
衣文線の清凉寺式釈迦像である。
奈良の東大寺の僧・奝然
(ちょうねん)上人が釈迦
の生身仏の模刻として宋より
持ち帰ったものと云われる。
三国伝来(インド、中国、
日本)の釈迦37才の生き姿を
刻んだものとされる。体内の
絹製の五臓六腑が公開中。
霊宝館を拝観。源融が
作らせたという旧本尊、
阿弥陀三尊座像。
他に、文殊菩薩騎獅像、
普賢菩薩騎象像、四天王
立像などもある。
所在地 |
京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46 |
山号 |
五台山 |
宗派 |
浄土宗 |
本尊 |
薬師如来 |
創建年 |
987年(寛和3年) |
開基 |
奝然上人 |
別名 |
嵯峨釈迦堂 |
備考 |
京都十三仏霊場2番 |
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