高龍寺（北海道）

高龍寺　山門

　高龍寺（こうりゅうじ）は
北海道函館市にある
曹洞宗の寺院である。

　函館山の麓にあり
函館最古の寺院で知られる。

　1633年（寛永10年)
松前の法源寺の僧・
盤室芳龍が創建した
庵が始まりとされる。

　法源寺は曹洞宗
永平寺派で法源寺の末寺
として建立したという。

　当初は亀田村（現JR
函館駅の北、万代町辺り）
にあったと云われる。

　1706年（宝永3年）
弁天町に移転後、大火で
焼失、1879年（明治12年）
現在地に移転したとされる。

　本堂、山門などの建築物は
日本の伝統的な木造建築で
高い芸術性が評価されている。

　山門は総欅造の八脚門で
東北以北最大の山門とされる。
獅子、龍、鳳凰などの
彫刻が数多く施されている。

　函館開港時代、米国の
ペリー提督も訪れ感嘆の
言葉を残しているという。

高龍寺　本堂