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甲山寺(香川)



甲山寺 山門より本堂


 甲山寺(こうやまじ)は
香川県善通寺市にある
真言宗善通寺派の寺院である。

 四国八十八箇所74番札所。
正式名は「医王山 多宝院
甲山寺」である。

 一帯は弘法大師の故郷で
幼少期によく遊んだと所という。

 大師が寺院建立の霊地を
探していた時、一人の翁に
出会い、この地を勧められる。

 石で毘沙門天を刻んで
岩屋に安置したという。

 その後、821年(弘仁12年)
大師が満濃池の工事を終え
朝廷からの報奨金で
堂塔を建立したとされる。

 満濃池は日本最大の
灌漑用溜池で度々決壊し
大師が改修の大役を
任されたと云われる。

 工事の成功を祈願して
刻んだ薬師如来を本尊とする。

 また、山の形が毘沙門天
の甲に似ているので寺号を
「甲山寺」としたという。

 本堂左の階段上に太子堂、
さらに奥に毘沙門堂がある。


甲山寺 毘沙門堂


所在地 香川県善通寺市弘田町1765-1
山号 医王山
宗派 真言宗善通寺派
本尊 薬師如来
創建年 (伝)821年(弘仁12年)
開基 (伝)空海(弘法大師)
正式名 医王山 多宝院 甲山寺
備考 四国八十八箇所74番札所



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