円通院（宮城）

円通院　山門

　円通院（えんつういん）は
宮城県宮城郡にある
臨済宗妙心寺派の寺院。

　日本三景・松島にあり
JR「松島海岸」駅から徒歩
約5分、瑞巌寺に隣接する。
　　参考→瑞巌寺

　1647年（正保4年）
仙台藩第2代藩主・伊達
忠宗が次男・光宗の菩提を
弔うため創建したとされる。

　光宗は政宗の孫にあたり
19歳の若さで早世。瑞巌寺
100世・洞水和尚を開山に
迎えたと云われる。

　「三慧殿」は光宗の霊廟で
御霊屋(おたまや)ともいわれ
宝形造、本瓦葺、方三間霊屋
の遺構で国指定の重要文化財。

　三慧殿の厨子には支倉常長が
西洋から持ち帰ったバラが
描かれている。バラ題材の庭
｢バラ寺」で知られる。

　萱葺の山門を潜るとすぐ
左手に「縁結び観音」がある。
本堂「大悲亭」には本尊・
聖観世音菩薩を安置する。

　バラの庭の他に雲外天地
の庭、遠州の庭などもある。
数珠作り体験もできる。
伊達光宗の菩提寺である。

円通院　三慧殿