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蚶満寺(秋田)



蚶満寺 山門


 蚶満寺(かんまんじ)は
秋田県にかほ市にある
曹洞宗の寺院である。

 JR羽越本線「象潟」駅の
北800mほどの地点に位置する。

 853年(仁寿3年)円仁
(慈覚大師)により天台宗
として開創されたと伝わる。

 その後、真言宗を経て
江戸時代に曹洞宗に改宗。

 かっては干満珠寺といい
象潟は「東の松島・西の象潟」
と云われる景勝地であった。

 「九十九島・八十八潟」
とも呼ばれた景観に芭蕉、
西行、司馬遼太郎などの
多くの文人墨客が訪れている。

 鎌倉幕府5代・北条時頼も
象潟を訪れて「四霊の地」とし
20町歩の寺領を寄進している。

 しかし、1804年(文化元年)
象潟地震で海底が隆起し
陸地化して干潟となり
昭和9年、天然記念物に指定。

 「奥の細道」で知られる
芭蕉の句碑がある。また
西行桜などもある。

 山門は木造切妻造瓦葺
の八脚門で金剛力士を安置する。


蚶満寺 本堂


所在地 秋田県にかほ市象潟町象潟島2
山号 皇宮山
宗派 曹洞宗
本尊 釈迦如来
創建年 853年(仁寿3年)
開基 円仁(慈覚大師)
備考 象潟の景勝地



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