明王院(鎌倉)
明王院(みょうおういん)は
鎌倉市十二所にある
真言宗御室派の寺院である。
光触寺より少し鎌倉駅
寄りにあるが、桜満開、
春爛漫はこの明王院の
境内にもあった。
明王院のある十二所は
幕府政所の鬼門の方角。
そこで4代将軍藤原(九条)
頼経が幕府の鬼門除けとして
建立したと云われる。
「不動・降三世・軍荼利
・大威徳・金剛夜叉」の
五大明王を祀る。そのため
「五大堂」とも呼ばれる。
鎌倉で五大明王を
祀るのは明王院のみという。
毎月28日には「お不動さまの
日」として護摩法要が行われる。
鎌倉時代は将軍祈願寺
として栄えたが、室町時代
以降、寺勢は衰退。
江戸時代に火災に遭い
本堂を再建。焼失を免れた
不動明王像と江戸期造立の
四大明王像を安置する。
明王院手前の「二ツ橋」
の下の2つの石は五大堂の
礎石の一部だったともいう。
所在地 |
鎌倉市十二所32 |
山号 |
飯盛山 |
宗派 |
真言宗御室派 |
本尊 |
五大明王 |
創建年 |
1231年(寛喜3年) |
開山 |
定慶 |
開基 |
藤原(九条)頼経 |
備考 |
鎌倉観音霊場第8番 |
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