天寧寺(広島)
天寧寺(てんねいじ)は
広島県尾道市にある
曹洞宗の寺院である。
1367年(貞治6年)
尾道の道円の発願により
足利義詮(よしあきら)が
創建したと云われる。
義詮は尊氏の子・
2代将軍で父の遺志を継ぎ
普明禅師を請して
開山したとされる。
創建当時は七堂伽藍を
有する大寺であったという。
山陽本線のガードを潜り
階段を20段ほど登ると
唐風の山門がある。上層は
鐘楼となっている。
三重塔は1388年建立
の五重塔を1692年に
傷みある上二重を取り払って
三重に改造したものという。
塔は「海雲塔」ともいわれ
尾道のシンボル的存在でもある。
唐破風向拝付の本堂の
右手に庫裏、左手に羅漢堂があり
五百羅漢の群像がズラリと並ぶ。
下は座禅堂となっている。
千光寺参道の東側に位置し
牡丹、枝垂桜の寺でも知られる。
参考→千光寺
所在地 |
広島県尾道市東土堂町17-29 |
山号 |
海雲山 |
宗派 |
曹洞宗 |
本尊 |
釈迦牟尼仏 |
創建年 |
1367年(貞治6年) |
開基 |
足利義詮 |
備考 |
五百羅漢 |
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