大善寺(山梨)
大善寺(だいぜんじ)は
山梨県甲州市にある
真言宗智山派の寺院である。
JR中央本線「勝沼
ぶどう郷」駅から車で
5分程度の所にある。
創建は定かでないが
寺伝では、718年(養老2年)
行基による開創と伝える。
行基が日川渓谷岩上で
葡萄を持つ薬師如来像を
霊夢により感得し刻んで
安置したとされる。
また、行基が法薬として
葡萄の栽培法を村人に教え
これが甲州葡萄の起源という。
本堂は寄棟造、檜皮葺、
関東周辺でも最も古い建物で
国宝に指定されている。
本堂は薬師三尊像を安置し
「薬師堂」とも呼ばれる。
平安初期作という三尊像は秘仏で
国宝の厨子に納められている。
厨子の両脇には鎌倉期の
日光・月光菩薩、十二神将が
安置されている。蓮慶作として
国の重要文化財となっている。
三枝守全の築庭という
庭園は江戸時代初期の特徴が
よく現れているとされる。
所在地 |
山梨県甲州市勝沼町勝沼3559 |
山号 |
柏尾山 |
宗派 |
真言宗智山派 |
本尊 |
薬師如来像 |
創建年 |
(伝)718年(養老2年) |
開基 |
(伝)行基 |
備考 |
ぶどう寺 |
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