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鑁阿寺(栃木)


鑁阿寺 山門と太鼓橋


  鑁阿寺(ばんなじ)は
栃木県足利市にある
真言宗大日派の寺院である。

 JR両毛線「足利」駅より
徒歩8分ほどの所にある。

 1196年(建久7年)
足利義兼により開創
されたと云われる。

 義兼は源頼朝の従弟、
室は北條政子の妹・時子。
鑁阿は義兼の法号という。

 寺域はもともと足利氏
の館で「足利氏宅跡」として
国指定の特別史蹟である。

 1234年(文暦元年)
足利義氏が伽藍を整備し
足利氏の氏寺となる。

 周りは土塁と水堀が囲み
橋と門が東西南北の四方にあり
武士の館の面影が残る。

 南に位置する中央の山門
(仁王門)と太鼓橋(反橋)は
ともに多宝塔など同じく
栃木県指定有形文化財。

 大御堂(本堂)は鎌倉時代
の代表的な建造物とされる。

 義兼が一族の学問所
として創建したという
足利学校と隣接している。


鑁阿寺 本堂


所在地 栃木県足利市家富町2220
山号 金剛山
宗派 真言宗大日派
寺格 本山
本尊 大日如来
創建年 1196年(建久7年)
開基 足利義兼
備考 足利氏の氏寺



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