瑞泉寺(鎌倉)
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本堂 |
瑞泉寺(ずいせんじ)は
鎌倉市二階堂にある
臨済宗円覚寺派の寺院である。
鎌倉独特の谷戸の一つ
紅葉ヶ谷にある。3方が
天然の垣根で開けた西方
から富士山が望める。
1327年(嘉暦2年)
鎌倉幕府の重臣・二階堂
道蘊が夢窓疎石を開山に
迎え創建したと云われる。
本堂裏手の禅宗様庭園は
夢窓疎石が岩盤を彫刻的
手法により造園。書院庭園
の起源とされる。
本堂は二層銅葺きの
屋根で棟反りが美しい。
本尊は釈迦如来である。
本堂左手の地蔵堂には
「どこも苦地蔵」と呼ばれる
地蔵尊が安置されている。
貧しいため逃げ出そう
とする堂守に地蔵尊が
「どこも苦、どこも苦」と
言ったとの伝説に由来する。
「苦しいのはどこも同じ」
と悟っ堂守はそれ以来この
地蔵堂を守り続けているとか。
鎌倉屈指の「花の寺」、
美しい紅葉で知られる。
所在地 |
鎌倉市二階堂710 |
山号 |
錦屏山 |
宗派 |
臨済宗円覚寺派 |
本尊 |
釈迦如来 |
創建年 |
1327年(嘉暦2年) |
開山 |
夢窓疎石 |
備考 |
鎌倉観音霊場第6番 |
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