雲林院(京都)
雲林院(うんりんいん、
うりんいん)は京都市北区にある
臨済宗大徳寺派の寺院である。
北大路通を挟んで大徳寺
の南東、紫野雲林院町にある
大徳寺の塔頭寺院である。
参考→大徳寺
紫野一帯は、かって荒野地
で狩猟、また、桜や紅葉
名所でもあったと云われる。
創建は定かでないが
淳和天皇がこの地に離宮・
紫野院を造営したという。
その後、雲林亭と改め
仁明天皇皇子・常康親王に
引き継がれたと云われる。
869年(貞観11年)
僧正遍昭を招き雲林院と
いう官寺となったとされる。
鎌倉時代、雲林院の
敷地に大徳寺が建立される。
現在の観音堂は1707年
(宝永4年)の再建という。
本堂には本尊の十一面
千手観世音菩薩像、大徳寺
開山大燈国師像を安置する。
菩提講で名高く、また
謡曲『雲林院』の題材に
なったことでも知られる。
所在地 |
京都市北区紫野雲林院町23 |
宗派 |
臨済宗大徳寺派 |
本尊 |
十一面千手観世音菩薩 |
開基 |
淳和天皇 |
備考 |
大徳寺塔頭 |
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