仲源寺(京都)
仲源寺(ちゅうげんじ)は
京都市東山区にある
浄土宗の寺院である。
京都の繁華街、四条通
の南側、鴨川の東にある。
創建は諸説あり
平安時代中期に仏師・
定朝が開山したとも
云われるが定かでない。
鴨川は洪水の氾濫が多く
防鴨河使(ぼうおうかし)
という役人を置いていた。
その役人に任じられた
中原為兼が1228年(安貞2年)
大雨の際、地蔵尊に止雨を祈り
洪水が治まったという。
朝廷から「仲源寺」の
寺号を下賜されたと云われる。
「人」を「水」から救った
中原の功績をたたえ「中原」に
「にんべん」と「さんずい」を
付けて「仲源」としたともいう。
後堀川天皇の勅願寺となり
地蔵尊も雨止(あめやみ)
地蔵と呼ばれる。
その後、転訛して
目疾(めやみ)地蔵となり
眼病平癒の信仰を集める。
洛陽三十三観音霊場16番である。
所在地 |
京都市東山区四条通大和大路東入ル
祇園町東側585-1 |
山号 |
寿福山 |
宗派 |
浄土宗 |
本尊 |
地蔵菩薩 |
別称 |
目疾地蔵 |
備考 |
洛陽三十三観音霊場16番 |
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