三井寺(滋賀)
三井寺(みいでら)は
滋賀県大津市にある
天台寺門宗の総本山である。
正式名は長等山園城寺
(おんじょうじ)という。
琵琶湖南西の長等山中腹にある。
弘文天皇の皇子・大友
与多王が田園城邑を投じて
創建したに始まるとされる。
天武天皇から「園城
(おんじょう)」の勅額を
賜わったとされる。
天智・天武・持統天皇の
三帝の産湯として使用された
霊泉があり「御井(みい)の寺」
転じて三井寺となったという。
大門(仁王門)は入母屋造
桧皮葺、三間一戸楼門である。
釈迦堂は一重、入母屋造、
桧皮葺で重要文化財である。
国宝の金堂(本堂)には
本尊・弥勒菩薩を安置する。
絶対秘仏となっている。
金堂左手前の鐘楼は
近江八景「三井の晩鐘」で
知られる梵鐘を吊る。
観音堂の如意輪観音は
西国三十三観音14番である。
弁慶の引き摺り鐘の伝承のある
梵鐘が霊鐘堂に奉安されている。
所在地 |
滋賀県大津市園城寺町246 |
山号 |
長等山(ながらさん) |
宗派 |
天台寺門宗 |
寺格 |
総本山 |
本尊 |
弥勒菩薩 |
開基 |
大友与多王 |
正式名 |
長等山園城寺 |
備考 |
西国三十三観音14番 |
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