西大寺(奈良)
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本堂 |
西大寺(さいだいじ)は
奈良市西大寺にある
真言律宗の総本山である。
765年(天平神護元年)
称徳天皇の発願により
常騰が開山したとされる。
東の東大寺に対する西の
西大寺と言われるほど広大な
寺院だったが平安時代の
度重なる火災などで衰退。
その後、名僧、叡尊
(えいそん)により復興し
叡尊は中興の祖と云われる。
本堂は寄棟造りの屋根が
綺麗なラインを描く。土壁が
一切なく総板張りである。
別名「壁なしのお堂」。
本堂内に像高167cmの
本尊・釈迦如来立像を安置する。
清涼寺式釈迦像の代表的
名作とされる。
また、本堂には本尊の
左脇に獅子に乗った文殊菩薩
騎獅像と四侍者像を安置する。
四王堂には十一面観音像を
安置する。右手に錫杖、左手に
華甁(けびょう)を持つ
長谷形の観音像である。
愛染堂には仏師善円作
という愛染明王坐像を祀る。
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四王堂 |
所在地 |
奈良市西大寺芝町1-1-5 |
山号 |
勝宝山 |
宗派 |
真言律宗 |
寺格 |
総本山 |
本尊 |
釈迦如来 |
創建年 |
765年(天平神護元年) |
開基 |
常騰 |
中興 |
叡尊 |
備考 |
真言宗十八本山15番 |
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