満月寺浮御堂(滋賀)
満月寺浮御堂
(まんげつじうきみどう)は
滋賀県大津市堅田にある
臨済宗大徳寺派の寺院。
大津市北部、JR堅田駅
の南東約1.5kmの地点にある。
琵琶湖上に突き出た
仏堂が湖に浮いているように
見えることから「浮御堂」
の名が付けられたと云われる。
寺伝によれば
平安時代に、恵心僧都源信が
湖上安全と衆生済度のために、
建立したと伝える。
浮御堂は木造平屋建、
瓦葺の三間仏堂である。
阿弥陀仏一千体が安置され
「千体仏」と呼ばれている。
現在の建物は室戸台風
による倒壊の後、1937年
(昭和12年)の再建という。
山門は竜宮造の形式。
境内の観音堂には
聖観音座像が安置されている。
堅田は交通の要所で
行脚中の一休や蓮如が
浮御堂に滞在したと云われる。
浮御堂を背景に雁が列を
なして渡る、近江八景
「堅田の落雁」で名高い。
| 所在地 |
滋賀県大津市本堅田1-16-18 |
| 山号 |
海門山 |
| 宗派 |
臨済宗大徳寺派 |
| 本尊 |
阿弥陀如来 |
| 開基 |
恵心僧都源信 |
| 備考 |
近江八景「堅田の落雁」 |
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