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唐招提寺(奈良)


唐招提寺 金堂


 唐招提寺
(とうしょうだいじ)は
奈良市五条町にある
律宗の総本山である。

 759年(天平宝字3年)
唐から来日した鑑真和上に
より創建されたと云われる。

 和上は5度渡航に失敗、
6度目で成功するも失明。
井上靖の天平の甍で知られる。
金堂(国宝)は仏像の宝庫。

 本尊の盧舎那仏は3mを超え、
光背の高さ5.15mの巨像である。
光背の化仏数は864体だが
本来は1000体あったとされる。

 中央の本尊・盧舎那仏坐像
向かって右に薬師如来立像、
左に千手観音立像、正に
天平時代を感じさせる。

 薬師如来立像3.36m、千手
観音立像5.36m、圧倒的な
大きさの3尊像である。

 千手観音立像は大脇手42本、
小脇手911本、合わせて953本、
当初は1000本あったとされる。
正式な千手観音と言われる。

 金堂には他に四天王立像、
梵天・帝釈天立像、また
講堂には弥勒如来坐像、持国天、
増長天立像などを安置する。


唐招提寺 境内(左から金堂、講堂、鼓楼)


所在地 奈良県奈良市五条町13-46
宗派 律宗
寺格 総本山
本尊 廬舎那仏
創建年 759年(天平宝字3年)
開基 鑑真
備考 神仏霊場巡拝の道第24番



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