実相寺(京都)
実相寺(じっそうじ)は
京都市南区にある
日蓮宗の寺院である。
桂川と鴨川が合流する
北域の上鳥羽にある
松永貞徳ゆかりの寺である。
創建は定かでないが
南北朝期に日像上人の弟子・
妙実上人が後光厳天皇の
勅願により開創したという。
寺伝によれば
桂川の鍋ヶ淵で雨乞いの
祈祷を行いその因縁により
創建したといわれる。
本堂にある「日蓮
うなずきの像」は慈雨の
逸話を伝えたものという。
妙覚寺の筆頭末寺、
隠居寺であったが
近世には不受不施派の
寺として弾圧を受け廃絶。
参考→妙覚寺
俳人・歌人の松永貞徳
没後、住持・貞徳の兄が
その住居を本堂として移し
再興したと云われる。
松永貞徳は俳諧の基礎を
築いたとされ、芭蕉も
貞門俳諧を学んだという。
松永家の菩提寺で知られる。
所在地 |
京都市南区上鳥羽鍋ヶ渕町10-1 |
山号 |
正覚山 |
宗派 |
日蓮宗 |
本尊 |
十界曼荼羅 |
開山 |
妙実上人 |
備考 |
松永貞徳ゆかりの寺 |
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