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長円寺(京都)


長円寺 山門


  長円寺(ちょうえんじ)は
京都市下京区にある
浄土宗の寺院である。

 大宮松原交差点の西
にある京都所司代・板倉
勝重のゆかりの寺である。

 1608年(慶長13)年
勝重が清巌上人を開山
として創建したとされる。

 勝重の死後、その法諱
「長円院」に因み長円寺と
名付けたと云われる。

 京都所司代は江戸の徳川
幕府の代理として天皇家や
公卿の監督はじめ西国大名の
監視などを司る行政機関。

 勝重は18年間務め
京都行政を確立した
名所司代として知られる。

 本堂には本尊・阿弥陀
如来が安置されている。
慈覚大師・円仁作という。

 観音堂の聖観音菩薩像は
一条天皇の頃、平安京に
疱瘡が流行し、藤原親衡が
恵心僧都に造らせたものという。

 祈願法要で治まり
以来、疫病除けの観音
として信仰される。洛陽
三十三所観音霊場第24番。


長円寺 観音堂


所在地 京都市下京区松原通大宮西入る西寺町33
山号 延命山
宗派 浄土宗
本尊 阿弥陀如来
創建年 1608年(慶長13)年
開基 板倉勝重
備考 洛陽三十三観音霊場第24番



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