東向観音寺(京都)
東向観音寺
(ひがしむかいかんのんじ)は
京都市上京区にある
真言宗泉涌寺派の寺院である。
北野天満宮の二の鳥居
の西側にあり、正しくは
「観音寺」という。
寺伝によると、806年
(延暦25年)桓武天皇の
勅により藤原小黒麿らが
創建したと伝える。
当初は朝日寺と呼ばれ
朝日寺の僧・最鎮らが
北野天満宮を建立したという。
961年(応和元年)
太宰府の観世音寺から
菅原道真作の十一面観世音
菩薩を請来し安置したとされる。
本尊の十一面観音像は
秘仏で25年に一度の御年祭
の年のみ開帳される。
本尊を安置する本堂が
東向きであるところから
東向観音寺といわれる。
白衣観音堂には中国・明
の陳元贇禅師より寄進された
「高王白衣観世音菩薩」を祀る。
岩雲弁財天は鎮守神で
豊臣秀頼より奉納されたという。
所在地 |
京都市上京区今小路通御前通西入上る
観音寺門前町863 |
山号 |
朝日山 |
宗派 |
真言宗泉涌寺派 |
寺格 |
準別格本山 |
本尊 |
十一面観世音菩薩 |
開基 |
藤原小黒麿 |
備考 |
洛陽三十三観音霊場第31番 |
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