清和院(京都)
清和院(せいわいん)は
京都市上京区にある
真言宗智山派の寺院である。
北野七本松一条に
山門、本堂と庫裏が残る
清和天皇ゆかりの寺である。
清和天皇は文徳天皇と
藤原良房の娘・明子
(染殿后)の子である。
創建は定かでないが
藤原良房の邸宅「染殿第」
の南の仏心院が起源とされる。
仏心院を基に清和
天皇譲位後の後院として
清和院を設けたという。
代々皇子や親王が住し
在原業平らの歌会の場
ともなったと云われる。
1308(徳治3年)
仏教寺院として再興される。
清和天皇が清和源氏の
祖であり、室町将軍足利氏も
帰依し保護を受け栄えたという。
本尊は木造、玉眼入り、
等身大の地蔵菩薩立像である。
玉体地蔵とも呼ばれる。
聖観音立像は空海作
ともいうが、現在は
九州国立博物館蔵である。
所在地 |
京都市上京区七本松通一条上ル一観音町428-1 |
宗派 |
真言宗智山派 |
本尊 |
地蔵菩薩立像 |
備考 |
洛陽三十三観音霊場第33番 |
|