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染殿地蔵(京都)


染殿地蔵 石碑


  染殿地蔵(そめどのじぞう)は
京都市中京区にある
時宗の寺院である。

 染殿地蔵は通称名で
正式には「染殿院」という。

 京都の賑やかな繁華街、
四条通から新京極通に
入ったすぐ左手にある。

 かってこの一帯は
時宗四条派大本山・
金蓮寺の寺域であり、
その塔頭であったという。

 その後、金蓮寺が
北区に移転し、当院のみが
残ったとされる。

 創建は定かでないが
808年(大同3年)空海が
開創したとも云われる。

 本尊の地蔵菩薩は
空海作ともいわれ秘仏で
50年に一度だけ開帳される。

 文徳天皇皇后・藤原
明子は染殿后(そめどの
のきさい)と呼ばれた。

 その染殿后がこの地蔵尊に
祈願し皇子(後の清和天皇)を
誕生したとた伝わる。

 以来「染殿地蔵」といわれ
安産祈願として信仰される。


染殿地蔵 本堂


所在地 京都市中京区新京極通四条上る中之町562
山号 錦綾山
宗派 時宗
本尊 地蔵菩薩
正式名 染殿院
備考 洛陽四十八願所地蔵第36番



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