西法寺(京都)
西法寺(さいほうじ)は
京都市上京区にある
浄土真宗本願寺派の寺院である。
創建については
応仁の乱や幾多の火災により
記録を焼失し定かではないが
安居院(あぐい)が起源とされる。
安居院は比叡山延暦寺
山内の東塔竹林院の里坊で
洛中に置かれた別院である。
寺の伝承によると
安居院は平安時代末期に
澄憲(ちょうけん)僧正
により創建されたという。
安居院には信西の孫・
聖覚法印などの名僧が住む。
神仏の功徳を説いて
信仰を勧める唱導に優れ
「安居院流」と呼ばれる。
この流派の人々により
14世紀頃、神社の縁起の
「神道集」が編纂される。
1593年(文禄2年)
僧・明円(みょうえん)が
安居院を再建し名を西法寺と
改めたと云われる。
本堂には本尊の阿弥陀
如来像が安置されている。
室町時代作の鉄仏で
安居院の旧仏という。
所在地 |
京都市上京区大宮通寺之内
上ル新ン町599 |
山号 |
竹葉山 |
宗派 |
浄土真宗本願寺派 |
本尊 |
阿弥陀如来 |
備考 |
安居院流 |
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