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狸谷山不動院(京都)


狸谷山不動院 石碑


 狸谷山不動院
(たぬきだにさんふどういん)は
京都市左京区にある
真言宗修験道大本山である。

 洛北・瓜生山の山頂
近くの修験道に相応しい
森に囲まれた山岳寺院である。

 創建は定かでないが
寺伝によれば、桓武天皇
の勅願により不動尊を
祭祀したのに始まると云われる。

 この地が平安京の東北の
鬼門に当たるため鬼門守護
として咤怒鬼(たぬき)
不動明王を安置したという。

 鎌倉時代、建長年間に
不動尊を石窟内に移し
1718年(享保3年)
木食上人正禅が洞窟を改修。

 境内入口から250段もの
石段を上がると本殿がある。
清水寺の舞台と同じような
懸崖造りとなっている。

 咤怒鬼(たぬき)から「狸」
さらに「他抜き」(他を抜く)と
商売、芸事やスポーツ選手など
多くの祈願者が訪れる。

 境内には参拝客が置いた
「タヌキ」の焼き物が立つ。
宮本武蔵が心の修行をしたと
伝える「武蔵之滝」がある。


狸谷山不動院 本殿


所在地 京都市左京区一乗寺松原町6
宗派 真言宗
本尊 不動明王
通称 狸谷の不動さん
備考 修験道大本山



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