満願寺(京都)
満願寺 (まんがんじ)は
京都市左京区にある
日蓮宗の寺院である。
京都御所の辰(東南東)の
方角、岡崎にあり、別称
「岡崎の妙見さん」とも呼ばれる。
洛陽十二支妙見巡りのひとつ。
創建は定かでないが
寺伝によると、菅原道真の
乳母ともいう多治比文子が
堂宇を建立したのが起源という。
最珍を開山として
西ノ京に道真自作の天満自在
天像を安置したとされる。
1700年(元禄13年)
東山天皇の勅願寺となり
その後、現在地に移転したという。
この地はもとは白河天皇が
建立した法勝寺の跡地であり
法勝寺執行であった俊寛僧都の
「俊寛僧都故居」碑が立つ。
俊寛は平家打倒の陰謀で
清盛に捕られ薩摩の鬼ヶ界島へ
配流されこの地で没する。
伽藍は日蓮宗建築様式
の典型といわれる。
本堂は印象的な裳階がある。
京都の日蓮宗寺院の中でも
古いものの一つである。
| 所在地 |
京都市左京区岡崎法勝寺町130 |
| 山号 |
示現山 |
| 宗派 |
日蓮宗 |
| 本尊 |
釈迦如来像 |
| 別称 |
岡崎の妙見さん |
| 備考 |
俊寛僧都ゆかりの地 |
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