寿延寺(京都)
寿延寺(じゅえんじ)は
京都市東山区にある
日蓮宗の寺院である。
京の五花街の一つ
宮川町近くにある。通称
「洗い地蔵」で知られる。
1616年(元和2年)
興福院寿延が円乗院
日柔上人を開山として
創建したと云われる。
寿延は江戸時代の商人、
酒造業の村田家4代当主。
本堂には中央に一塔両尊
(釈迦如来・多宝如来)を祀る。
また、日蓮上人、脇に四大菩薩、
四天王像などを安置する。
本堂右奥には日柔上人の
持仏という油涌(あぶらわき)
大黒天を祀る。大黒町通の
名の由来と云われる。
参道には洗心殿があり
浄行菩薩の石像を祀る。
水の徳で身心を洗い清め
「洗い地蔵」の名で親しまれる。
自分の体の具合の悪い
部分をたわしで擦ると
治癒すると云われる。
近くの花街・宮川町の
芸妓は旦那の浮気封じのために
祈願したともいう。
所在地 |
京都市東山区大黒町通松原下ル
北御門町254 |
山号 |
興福山 |
宗派 |
日蓮宗 |
本尊 |
一塔両尊(釈迦如来・多宝如来) |
創建年 |
1616年(元和2年) |
開基 |
興福院寿延 |
通称 |
洗い地蔵 |
備考 |
油涌大黒天 |
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