上徳寺(京都)
上徳寺(じょうとくじ)は
京都市下京区にある
浄土宗の寺院である。
山号は塩竈山(えんそうざん)、
別称「世継地蔵」で知られる。
1603年(慶長8年)
徳川家康により、阿茶の局を
開基として伝誉一阿を開山に
迎えて創建したとされる。
阿茶の局は家康の側室で
寺名は局の法名・上徳院殿に
因んで付けられたという。
本堂は永観堂の祖師堂を
移築したものと云われる。
本尊・阿弥陀如来像は
家康が江州矢橋の鞭碕神社
から移設したと云われる。
快慶作と伝わる。
山門からの参道は正面の
本堂から左手奥の地蔵堂に続く。
地蔵堂には像高約2mの石像
「世継地蔵」を祀る。
「世継地蔵」は子がない人に
世継ぎを授け、子孫繁栄を
もたらすとして、昔から
「京のよつぎさん」と呼ばれる。
「世継地蔵尊大祭」では
2月8日に各地から参拝者が
集まり柴灯護摩供で賑わう。
所在地 |
京都市下京区富小路通五条下ル
本塩竈町556 |
山号 |
塩竈山 |
宗派 |
浄土宗 |
本尊 |
阿弥陀如来 |
創建年 |
1603年(慶長8年) |
開基 |
阿茶の局、伝誉一阿(開山) |
別称 |
世継地蔵 |
備考 |
京のよつぎさん |
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