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英勝寺(鎌倉)


英勝寺 山門


 英勝寺(えいしょうじ)は
鎌倉市扇ガ谷にある
浄土宗の寺院である。

 鎌倉に残る唯一つの
尼寺として知られる。

 太田道灌の屋敷跡に
4代の太田康資・息女
お勝の方(英勝院)が
創建したと云われる。

 徳川家康の側室で
戦場に連れて行くと必ず
勝つということからお梶
改めお勝の方と呼ばれる。

 後に初代水戸藩主・徳川
頼房の養母、継母となる。

 創建以来一度も火災に
遭わず、仏殿、唐門、鐘楼
などに歴史を感じる。

 仏殿は徳川家寄進という
阿弥陀三尊像を安置する。

 境内には様々な季節の
花が咲く。特にヤマブキは
有名な道灌の逸話がある。

 「七重八重 花は咲けども
やまぶきの 実の一つだに
なきぞ悲しき」後拾遺集の
古歌を理解できず立ち去る。

 後日、道灌は無学を恥じて
歌道に励んだという。


英勝寺 太田道灌石碑


所在地 鎌倉市扇ガ谷1-16-3
山号 東光山
宗派 浄土宗
本尊 阿弥陀三尊像
創建年 1636年(寛永13年)
開山 玉峯清因
開基 英勝院 
備考 東国花の寺百ヶ寺鎌倉6番



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