妙光寺(京都)
妙光寺(みょうこうじ)は
京都市右京区にある
臨済宗建仁寺派の寺院である。
福王子神社と交番の間の
道をのぼった突き当たりにある。
京都十刹のひとつである。
1285年(弘安8年)
内大臣・花山院師継
(かざんいんもろつぐ)が
創建したとされる。
この地は花山院の
山荘であったが長子忠孝が
若くして亡くなり死を悼み
山荘を寺にしたと云われる。
開山に心地覚心を迎え
寺号の「妙光寺」は
亡長子の法名に由来するという。
心地覚心は後醍醐天皇より
「法燈円明国師」と諡された
鎌倉時代の臨済宗の僧である。
1249年(建長元年)に入宋。
宋から味噌や醤油の技法を
日本に伝えたことで知られる。
中世の戦乱で荒廃するが
豪商・打它公軌(うだきんのり)が
再興し自ら隠棲したという。
現在、建仁寺が所有する
俵屋宗達作の「風神雷神
図屏風」は、もとは妙光寺所有で
建仁寺に寄贈したものという。
|
庫裏前 |
所在地 |
京都市右京区宇多野上ノ谷町20 |
山号 |
正覚山 |
宗派 |
臨済宗建仁寺派 |
本尊 |
釈迦如来 |
創建年 |
1285年(弘安8年) |
開基 |
花山院師継 |
備考 |
京都十刹8位 |
|