西寿寺(京都)
西寿寺(さいじゅじ)は
京都市右京区にある
浄土宗捨世派の寺院である。
鳴滝泉谷町、周山街道から
北へ坂道を登った地点にある。
1628年(寛永4年)、
岱中(たいちゅう)上人を
開山に創建されたという。
上人は浄土宗の高僧で
念仏三昧道場として
開創したと云われる。
本堂を建立する際
造成地から太陽と星と月が
彫られた三光石が出現。
その下から泉が
湧き出したことから山号を
「泉谷山」と名付けたという。
捨世派は世俗を離れて
戒律を守り静かに念仏をする
僧侶集団の意といわれる。
開山以来、多くの人々の
念仏修行の場となっている。
本尊の阿弥陀如来は
定朝様の丈六で平安末期の円派
(えんぱ)の仏師の作という。
厄除けの阿弥陀の信仰がある。
境内に水琴窟があり
「水琴窟が囁く癒しのお寺」
として知られる。
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本堂 |
所在地 |
京都市右京区鳴滝泉谷町16 |
山号 |
泉谷山 |
宗派 |
浄土宗捨世派 |
本尊 |
阿弥陀如来 |
開山 |
岱中上人 |
備考 |
水琴窟 |
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